人間は幸せになりたいと思うがゆえに、執拗に自分たちに必要なものを生み出して来たんじゃないのかな。
宗教は人類が誕生したときから存在した、と言われている。遺跡から発掘されたりする壁画に描かれている絵があるが、あのほとんどは、宗教的な色合いを持つものか、SEXを現すものなのだそうな。でも当時の宗教は、まだまだ未熟なもので、それが占星術とかかわることで「どう生きるのか」という意味合いを持つ宗教が、確立されることになったのではないだろうか。今の日本には、伝統宗教から新興宗教までいろんな宗教がワンサカある。インチキな占いよりもっとインチキくさいのもあるし、とてつもなくお金がかかるのもある。だから、どうしても心から信用できなかったりする。どこかウサンくさいんじゃないかと思ってしまう。
およそ2万5000年前のヨーロッパの狩猟民族は、豊満な体のつきの女神像を、単に装飾としてではなく、多産と豊穣への祈りを込めて形にした。宗教の誕生と言える。
シュメール時代の王グデアはニンギルス神を祀る神殿の建設にあたって、神託と夢占いに判断を仰いだ。ニンギルスはグデアの支配する都市国家ラガシュの守護神だった。
でも、宗教がどうやって生まれて来たかを考えると、宗教というものの存在自体は、別に悪いものでもなく、あって当然のことだってことが分かると思う。ただ実態がないものだけに、それを利用して悪いことをしている人たちもいるみたいだから、占いや占い師を見極める目を持つのと同じように、宗教を見極める目を持った方がいい。
え!?見極め方が分からない?
じゃあ、ヒントをあげましょう。
幸せになる方法は、自分で選ぶものでしょう。
ただ、せっかく生まれたときから、自分のエトがあって、そのエトで守ってくれる神仏さまがいるんだから、それを利用しない手はないと思うだけ。