先負:先勝に対応して、先んずれば負けるとした、午前は凶、午後は吉とする。
仏滅:元来は「空亡」だったのが「虚亡」と変わり、これがすべて虚ろで空しいの意より、「物滅」となり、さらに仏も滅するような大凶日で「仏滅」となった。万事に凶とされている。
大安:元は「泰安」で、万事に吉の日であるとされる。
新窓の 花は暦の 日でひらき
 (天保年間)
 注釈:大安吉日を選んで嫁入りするのは、今も昔も変わらない。
 去るときは 暦に何の さたもなし
 (柳多留38篇)
 注釈:結婚する時は、大安を選び、事を進めるのに、離婚の時はいっこうに暦など見ようとしないのが人情である。
赤口:そのいわれは、赤口神という木星の門を守る神の配下に八大鬼がいて、一日交代で守っているが、三番目の羅刹鬼が人々を恐ろしい顔で威嚇するので、この鬼の当番日を赤舌日または悪日とした。