時のフアースト・レディー、ナンシー・レーガンが占星術にはまってしまい、占星術師の言うことに従って夫レーガン大統領のスケジュールを決めていたという話。この話が公になるやいなや、こぞってナンシー・バッシングを始めて大騒ぎだった。
「アメリカの大統領夫人ともあろうものが、星占いなんぞのお遊びで政治に口を出すとは何事だ!けしからんにもほどがある!」
っていうのが大半の人たちの意見だったと思う。日本と比べて、アメリカでは大統領夫人は積極的に政治に参加することが認められているけど、「星占い」っていうのが世間の人たちにとっては、まともなこととは思えなかったんだろうね。
でも、カルデア人が占星術を政治に利用していたように、昔は国の権力者たちがお抱え占星術師を持つことは、何の不自然さもないあたりまえのことだったわけだのだが。そう考えると、ナンシー夫人が占星術で夫の政治に助言していたとしても、おかしいことではなく、むしろ、昔からの政治の伝統を守ったとも言えるかも・・・。
まあ、その占い師がインチキなやつだったとしたら、ミもフタもないけど。
元アメリカ大統領夫人ヒラリー国務長官は、願い事をするとき、エンジェルのブローチを付けると言われたことから、このエンジェルパワーがアメリカで大ブームになったそうな。ナンシーは、星占いでバッシングされ、片やヒラリーはエンジェルで大ブーム。この違いは、いったいどこから来るのかな?星占いとエンジェルの違いかな?それともナンシーとヒラリーの魅力の差なのかな?