帝釈天は、殊勝殿(しゅしょうでん)と呼ばれる豪勢なバカでかい御殿に住んでいらっしゃるという。
 毎日が贅沢三昧の日々。しかも、49万4,900人の天女が殊勝殿で暮らしているそうな。驚くことにこの天女全員が、帝釈天の正妻だと言うのである。
え〜。一日に天女と×××すると約1300年以上もかかる。いっぺんに7人と×××するとしたって約190年はかかっちゃう。しかも正妻たちは、それぞれお付きの女性たちがいて、その数は346万4,300人にも上るという。ご主人が自分のお屋敷で働く女につい手を出しちゃうというのはよくある話だが‥。もしかしたら‥?この酒池肉林状態のスケールの大きさは、大奥なんてメじゃないって感じ。まぁまぁ、軍神として悪魔軍をやっつけたり、おシャカさまの修行時代には、自分の身を投げうって助けてあげたりと、仕事のできる男っていうのは、女にも強いっていうから、まぁしかたないのかね。
ギリシャ神話の中に、最も偉い神様として登場するゼウス。その優れた才能の中でも特に「生殖機能」においては、なみなみならぬものがあったみたい!
 ゼウスについて書いてある部分の半分以上が彼の異常なまでの女遍歴。
 彼が手をつけた女神たちでは、ラミス、ムネーモシュネー、エウリュノメー、レート、マイア、エソレクトラ、妖精では、イオ、アイギーナ、アンティオペー、カリストー。神さまのくせに人間の女にも手を出していて、ニオベー、セメレー‥‥などなど。
 ゼウスの妻ヘラは、超シット深いことで有名。ゼウスの浮気がバレる度に、目をつり上げて怒りまくるが、ゼウスは、それに懲りずにこのように、次の女、次の女と‥‥。
 49万4,900人の妻をもつ男・帝釈天と、種まき男・ゼウスの助兵衛物語でした。