ご真言っていうのは、サンスクリット語(インドで昔々使われていた言葉で、お経は本来すべてサンスクリット語で書かれていた)で、仏さまを褒(ほ)めたたえ、仏さまにおすがりする、呪文の言葉という意味。(災いを除き、幸福をもたらす力を持っている)
もちろん、ご利益を授かるためには心が込もってなくちゃなんの効果もないけど。
ご真言は、一つではなくて、その仏さまによってそれぞれ唱える言葉が違うんだ。最近はどこか神秘的なにおいのするものがブームで、このご真言も、映画やドラマの中に何気なくセリフとして使われていることもあるから、耳にした人もいると思う。
とにかく、あなたの「願い」に変換されていくかも知れないので、考える前にまず試すだけでもやってみるといい。LET’S TRYご真言ですよ。
以上が、それぞれのご真言。
いずれも3回、または7回、または21回唱えるのがいいらしい。朝起きた時、夜眠る前に。
種子字(種字)とは?
種字は神聖な言語であり、聖なる霊的パワーを発するとされている。仏尊を梵字の一字か二字で標示したものを<種字>と言う。梵字から仏尊のあらゆる功徳が生まれ出て来るという意味で種字といわれるが、種字はある意味では、仏尊の像よりも強い霊的パワーを発揮するともいわれる。つまり、時間をも空間をも超越した存在である。
ゆえに、人間の知性と理解をはるかに超えた、仏と宇宙の本質である「本不生」(ほんぷしょう:「人知を超越したあるもの」を表わす梵字)の特質を表わし、あらゆる仏の本性を表わすのが梵字であり種字なのである。
曼荼羅とは、サンスクリット語のマンダラの音を写した言葉である。語源的には「本質を有するもの」「完成されたもの」という意味で、つまり仏の悟りの本質そのものをさす。
人間は5種類の感覚をもっている。見る、聞く、嗅ぐ、味わう。触れるである。一般に仏教では、これらの感覚は人の心に煩悩の迷いを生じるものと考えられていた。密教においての考えは、宇宙の真理は人間の持つあらゆる感覚器官を総動員して心理をとらえるのであると。そして、目という感覚器官を活用して、宇宙の真理を獲得するための道具が曼荼羅というわけである。
曼荼羅には宇宙の設計システムが表現されている。そこに描かれた仏菩薩や神々の色、形、位置、持ち物など、すべてが宇宙の真理を表している。ひとつのパンテオン(Pantheon、万神殿)として視覚化している。
そんな宇宙の森羅万象(宇宙に存在するすべてのもの)を含んでいるという意味から「極大の世界」「マクロコスモス(大宇宙)」をも表しているともいわれる所以である。
『天と地の間には、人の知恵(想像)では計り知れないものがある』「ハムレット」より
種字って神秘的で「なんか面白そう。足首にチャーム(まじない?)感覚でタトゥー入れてみようかな!」ってなノリで入れたかどうか知りまピーが‥‥?
ついつい『平家物語』の冒頭の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色―――――――偏に風の前の塵に同じ」うーん、無常だねえと思わず唸り、また、この手の無常である鴨長明の『方丈記』の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず、よどみ浮かぶうたかたは、かつ消え―――――――」に、ニヒルの極致を感じてしまう。懺悔(さんげ)もさることながら、新しいモラルを求め前向きに生きぬけるパワーのLET'Sご真言ですよ!TRYしてください!!