この日から12人の神将たちは、薬師如来さまのために人々に幸せを授ける役目を受け持つようになり、今でも24時間働いているのであります。
この「12人の神将たち」が私たちを守ってくれる、守護神仏なのである!
12支の方角を利用して12の陣営を張ったことから「12の方角を守る=12支の生まれ年の人を守る」ということになったんだ。
しかも、この12神将たちがすごいのは、ただ守ってくれるだけじゃなくて、私たちを「幸せにしてくれる」こと。だっておシャカさまの前で叫んでたでしょう?
「人々を幸せにするために一生懸命働きます!」って。24時間体制で、私たちの幸せのために必死で働いてくれている仏さま。それが12神将なわけ。こんなに私たちの「幸せ」と直結している仏さまは、ほかにいないんじゃないかな。そこが、干支に配された12神将の大きな特徴なのである。
12神将のメンバーをご紹介しましょう。
12人とも摩訶不思議で、どことなくキュートなお名前をお持ちでいらっしゃる。自分の守護神仏の名前ぐらいは、ちゃんと覚えてほしい。
 さて、彼ら12神将は一年交代の持ち回りで総大将を定め、毎年警備に当たっている。
2014年は珊底羅(さんてら)大将が総大将で、2015年は頞你羅(あんにら)大将が総大将を務める年神というわけ。